スリランカ旅のメイン級の世界遺産と言えば、シギリヤロック。
到着した翌日に言ったお話です。(旅行は2018年8月のお盆休み)
岩の上の王宮跡とまわりの都市遺構から成るユネスコの世界遺産です。
ネゴンボ(空港)からは内陸へ約150km4時間、キャンディからは約2時間30分、車でかかります。
シギリヤロックの歴史
5世紀にカッサパ一世により作られました。彼は父親を殺し王になっています。
父王を殺した不安や後悔は消えることなくシギリヤロックの上の宮殿で暮らします。
そして、弟との戦いでカッサパ王は敗れ自害しました。
こうしてシギリヤロックは宮殿としては11年の短い役目を終えます。
首都はシギリヤからアヌラーダプラへ移り、14世紀頃までシギリヤロックは修道院として続きますが衰退していき、その後16~17世紀キャンディ王国が利用しますが、こちらも衰退とともに放棄され、建設から1400年後の1875年イギリス人に発見されたそうです。
シギリヤロックに登る
入場料は外国人約30ドルです。
スリランカ人はもっとお安く入れるそうです。
入場料はツアー料金に含まれているので、ガイドさんが受付をするのを待ちます。
シギリヤロックを案内してくれる日本語を話せるガイドが一人つき他の日本人観光客と一緒に回っていきました。
シギリヤロックには庭園まわりに、水路、貯蔵施設等の都市遺構もあり、その間を通って向かっていきます。
シギリヤロックが見えました。
遠くからシギリヤロックを見る位置もビューポイントの1つです。
約180m、南北約400mの大きな岩山です。
これからこの岩の外側にくっついている階段を登っています。
大きな蟻塚がありました。
右側にちらっと映っているのがシギリヤロックのガイドさんです。
説明がわかりやすく、記念写真も撮ってくれました。
野生の猿がいました。
これはかすかにシギリヤレディらしいですが、消えかかっていました。
頂上まで約1200段です。
とにかく登っていかなければなりませんが、登るのに約1時間かかります。
どんだけきついのだろうと思いきや、人が渋滞していてゆっくり登ることになるので私はそこまで疲れませんでした。
ただ、段差がまちまちだったりする場所もあるので、スニーカーをはくことがオススメです。
螺旋階段がありそこを登ればシギリヤレディに会えます。
シギリヤレディは撮影禁止でした。
女性たちはスレスコ画で描かれています。今から見ても色鮮やかで美女揃いです。
500体あったと言われるシギリヤレディですが、風化が進んで現在は18体のみとなっています。
シギリヤレディの場所では、係員が撮影したりNG行為を働かないかチェックしています。
そして、また螺旋階段を下りていきます。
中腹にあるミラーウォールです。
左側の壁なんですが、磨かれて鏡のようにピカピカだったのだそうで、右側の壁に書かれたシギリヤレディを映していたそうです。
とにかく沢山の人です。
ライオンゲート(ライオンポー)です。
今は足先だけですが、元々は顔も身体もあったそうです。
猿がぴょんぴょん飛んでいました。
ここを登れば頂上です。
高所恐怖の方にはあまりオススメできませんが、もうここまで来たら登るしかありません。
体力によってすいすい登る方とつらそうな方がいらっしゃいました。
ついに頂上につきました。ジャングルが見渡せます。
360度ワイドビューの絶景が広がっていました。
岩の上に沐浴場を作っていたそうで、治水技術の高さに驚きます。
トカゲもひょっこりでてきてかわいいです。生き物に沢山会えました。
頂上の宮殿あった場所も中々の広さです。
ある程度見て回ったら下りました。
この写真の下に緑の小屋があるのですが、スズメバチが襲来したときの避難用の小屋だそう。
登ってくる方とすれ違う場所もあり、息を切らしている方とキツイって笑いあったりしながらも下りていきました。
下りたらシギリヤロックのガイドさんと分かれツアーガイドさんと合流します。
シギリヤロックのガイドさんにチップを渡しました。ガイドさん自ら500ルピー下さいと教えてくださり、チップがガイドさんやその家族の生活の足しになるそうです。
渡さない日本の方もいたのですが、気持ち良く観光をするならその国のマナーに従って感謝を示したいと私は思いました。
スズメバチに注意
このスズメバチ注意看板の絵の下には何ヵ国語かでBE SILENTと書かれていました。
スズメバチが多く巣を作っているそうです。
大きな声を出したり騒いだりするとスズメバチが襲ってくるそうで、人が多いと危険度高まるしいです。
甲高く大声でしゃべる言語の人たちは狙われやすいのだそう。
他にも蜂に襲われている人の看板も。
途中にスズメバチ避難小屋があったぐらいとても注意が必要です。
写真はないのですが、スズメバチのがいくつもある場所も確かにありました。
像に乗る
シギリヤロックのすぐ近くでは像に乗って散歩することもできます。
シギリヤロックを背景にお手持ちのスマホやカメラをスタッフに渡せば写真を撮ってもらえます。写真を撮って貰ったはチップは忘れないようにしましょう。
100ルピーお渡ししました。
象に乗る料金は1人約6000ルピーでした。
まとめ
シギリヤロックは歴史があり絶景を堪能できるので行くべきスポットです。
ただ、午後は人が多くなり混雑して見学しずらく、また気温も高くなり、スズメバチの危険も高まりますので注意してください。
訪れるのは午前中がオススメで、前日近くの街に泊まり朝から活動するのがベストです。
靴はスニーカーなど歩きやすい靴を選びましょう。
1時間ほど登るので飲み物や汗をふいたりするタオルもあるといいです。
(続く)
旅行月:2018年8月
(注)写真を含め記載情報は調べて付け加えたものもありますが、2018年8月旅行当時のものがほとんどです。最新情報をご確認ください。