何回か訪れるうちに尾瀬の魅力にハマり鳩待峠から竜宮まで行くコース以外にもチャレンジしたい......
でも、至仏山にはまだ早い......
ということで尾瀬南側にある天上や天空の楽園と呼ばれるアヤメ平へ!と行ってきました。
2019年7月半ばソロにて歩いた記録です。
コース
鳩待峠→横田代/1860m→中原山山頂/1968m→アヤメ平→富士見田代→(長沢新道)→尾瀬ヶ原/竜宮十字路→竜宮→牛首分岐→山の鼻→鳩待峠
約7時間
夜発バスツアーにて行きは朝5時半前には鳩待峠着、帰りは14時40分集合・14時50分出発なので、
日帰りツアーで行くにはギリギリの時間かと思いきや、いざ歩いてみると余裕がありました。
鳩待峠からアヤメ平へ
さて、今回はひとりということで、奮発してツアーのバス席をWシートプランにしました。
利用したトラベルロードのWシートのオプションに釣られこのツアー会社を今回も選びました。
2席確保できるのでくつろぐことができます。
片道3,600円~4,600円の事前予約制。
実は尾瀬鳩待峠行きのバスは大きさが色々あり、マイカー規制に引っ掛からない小型バスにあたると鳩待峠まで乗り換えなしで行けるのですが、とっても狭いんです。
夜行バス内で仮眠を取ることができないと、昼間眠くてふらついてケガの元になります。
全力で尾瀬を楽しみたいので奮発しました。
快適バス時間を過ごすことができてオススメです。
今回は尾瀬戸倉に早めに到着し、オプションのまいたけおにぎり弁当が配られました。
プラス700円でおにぎり弁当を付けられます。
おにぎりがしっかり握られているので、見た目よりもお腹いっぱいになれるオススメのお弁当です。
午前4時13分ですが、お腹が空いたのでとても早い朝ごはんにしました。
おにぎりのしょっぱさも調度よく、唐揚げが2個も入っているし、卵焼きもほの甘く美味!
そして、鳩待峠へのゲートが開く5時に合わせてバスは出発しました。
鳩待峠についたら、いつもは山ノ鼻に向かい下って行くのですが、今回は違います。
5時26分、鳩待峠休憩所裏の階段からスタートしました。
緩く登っていくのですが、天気が悪かったようでぬかるみがあります。
べちゃべちゃです。
また、人が全くいません。
一緒に乗ってきたバスの皆さんはこちらのコースを使わないのでしょうか。
熊鈴の音だけが響きます、、、、
時折、雨もパラつきます。
しばらく歩くと樹林帯を抜け、湿原が広がります。
6時24分、1591mの標高の鳩待峠から200m以上高い横田代へ到着です。
ガスっています。
夢の中のような世界、、、
天上といいますか、雲の中の世界です。
つまりガス。笑
たまに少し青空が覗いて下の様子が見えるかと思いきや尾瀬ヶ原は見えないですね。
残念ながら雲に覆われているー!
ですが、趣深い幽玄な景色です。
ゆったり高度を上げていきます。
6時53分中原山山頂です。
本コースで1番標高が高いところですが、展望はありません。
ここからアヤメ平へ向かって進んでいきます。
雲の隙間から光が指すのがとても綺麗でした。
ガスってる感じも不思議な世界に迷いこんだ気分になって最高!
稜線歩きと湿原歩きを同時にできるって幸せです。
雲の世界を歩いていくと、7時03分アヤメ平の看板に到着です。
アヤメ平は一時期荒れ果てていたのだそう、、、
木道が無い時代があったそうで、マナーもまだ定着しておらず踏み荒らさせてしまっていたそうです。
整備をし、復元に向けて活動してくださる皆様に感謝しかありません。
さて、この木道ですが、晴れの日は歩きやすくてありがたい道ですが、このような曇りかつ雨がぱらつくような日には濡れてツルツル滑ります。
気を付けても滑ります。
転ぶたけでは済まされず、傾斜のあるところでは転びながら滑っていってしまいます。
まさに滑り台のごとく、、、
歩くのには大変慎重になりました。
日光連山等も晴れていたら見渡せたのかな、、、と思いつつ進みます。
7時22分、富士見田代に到着です。
尾瀬ヶ原へ向けての下りであるブナ原生林が生い茂る長沢新道チャレンジのスタートです。
途中シカに遭遇して両者驚き、私は転んで、シカはピョンピョン逃げていくというハプニングもありました。
熊じゃなくて本当によかった。
8時41分、長沢頭というポイントに到着です。
あと、半分と言ったところでしょうか。
濡れて滑る下りの木道や、急な岩場を下りていきました。
斜めの木道がこんなに恐ろしいとは思わなかったです。
木道を滑り転び過ぎてお尻が痛くなったし、足が泥だらけになりました。
天気の悪い日にこのコースはミスチョイスだったのかもしれません。
油断ならない道のりでした。
でも、ガスに包まれた光景をみられたのはこういう天気だからこそ!
というわけで、途中の写真は余裕がなくありません。あしからず。
長沢橋を渡ります。
少し歩けば、樹林帯から尾瀬ヶ原の湿原に出ます!
やっとつきました。
下りてきた山を見ると上のほうがもやにつつまれていますが、ここは晴れてる!
8時58分、竜宮が標高約1400mだから400m以上下ったことになりますが、ここで人の姿もやっと見えました。
ちょっと安心です。
平日の早い時間は人が少ないですね。
竜宮十字路から鳩待峠へ
竜宮十字路へ向かっていきます。
龍宮小屋にてお手洗とコーヒー休憩をとりました。
コーヒー以外にもラムネなどの飲み物を購入することができます。
山ノ鼻へ向けて歩いていきました。
紫の上品な花が咲いています。
これはヒオウギアヤメでしょうか(花の名前は調べましたが自信がありません)。
足元を見ると泥だらけです。
他のハイカーの方に今日晴れなのにどこ歩いた?と聞かれてしまいました。笑
また別の花が咲いていました。
こちらはカキツバタ?
晴れていても曇は多めです。
山ノ鼻に到着するとツキノワグマの看板がありました。
会わなくてよかったです。
大きくなった水芭蕉もありました。
時間に余裕があるので研究見本園を一周してみました。
湿原の姿を凝縮したような場所とのことです。
ワタスゲでしょうか。
初めて見ました。
研究見本園の中では、様々な花を見ることができます。
ニッコウキスゲも咲いていました。
ゆっくりできるので研究見本園、時間が余った方にオススメです。
また逆に、鳩待峠から来て、あまり時間がない方にもいいと思います。
30分ほどで一周できました。
山ノ鼻山荘の喫茶で休憩です。
ここのソフトクリームには花豆が添えてあります。
濃厚なバニラと花豆の甘さが疲れを癒してくれました。
一息ついたら最後の登りです。
13時24分、鳩待峠へ戻ってきました。
凄まじいガスっぷりです。
まだまだお腹が空いているので、鳩待峠休憩所にてみそラーメン。
みそのしょっぱさが染み渡ります。
満腹になったら調度集合時間近くなり、サイレントヒル状態の中バスへと向かったのでした。
また今度は晴れで大パノラマが広がるアヤメ平を歩いてみたいです。
アクセス
2018年に行った時と同じトラベルロードというツアー会社の日帰りバスツアーを利用しました。
夜発バスツアー料金は8900円~でした。
集合は池袋駅東口サンシャインシティ文化会館1Fに22時40分集合・23時出発です。
新宿や横浜でも集合することができます。
トラベルロード
https://www.travelroad.co.jp/oze/
前回の鳩待峠を歩いた様子、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
https://www.nononoyama.com/entry/2020/05/09/213452